枯渇
何回書くんだ。
彼女には感謝してる部分も大きい。
名前も年齢も知らないのに。
「恋だなぁ」ってのを十数年ぶりに経験していろんなことを考えれたし、変えようと思えた。
とどのつまりが、彼女にふさわしき人間になれるよう努力した。
肉体改造も仕事も私になりに頑張ったつもりだ。非正規だけど。
次の転職では有利になるはずの経験を積んだ。
今まで私は自分の人生なんてほとんど考えてなかった。
正直いつ死んでも悔いはないは言い過ぎだが、希望とかは何にも持ってなかった。
でも、女性を好きになった。
その途端自分を変えなきゃと思えた。
それだけでもう今回は良いんじゃないかな。
生きる力みたい安っぽい言葉で片付けたくもないが、人生を見つめ直す良い機会を与えてもらったように思えた。
こんな私が彼女に何ができたというんだ。
ずっとずっと前を歩いてるんだよ、名前も年齢も知らない彼女は。
何で同じライン上だと思い込んでたんだ。